1月蔵書整理のお手伝いをしました

北風の吹く寒い一日となりました。

軽井沢図書館では毎月恒例の蔵書整理が行われ、友の会会員5名がそのお手伝いをしました。

蔵書整理は毎月一回、1ヶ月間の本の貸し出しの中で乱れてしまった書架を整頓する作業です。

書架ごとにあまり前月と入れ替わりがない本棚と活発に利用されてだいぶ順序がバラバラになった本棚とが分かれるところですが、私たちは配列が乱れている本棚を見ると、その分類の本を多くの皆さんが読んで活用してくださったのだなあとなんだか嬉しくなり、整理する闘志が湧いてきます。

このお手伝いの合間に、整理しながら読みたいなと思った本を2名の会員に抜き出してもらってご紹介しています。

北海道出身のK田さんは、いかにもな一冊にフォーカスを絞りました。

『開講!木彫り熊概論』田村実咲/文学通信

昭和真っ只中、北海道土産の鮭を咥えた木彫り熊が、どの家庭にも1体はテレビの上に飾られていたのをご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。テレビが薄型になり北海道旅行も日常化した昨今ではほとんど見かけなくなり、替わって名工と言われる木彫り作家の熊が持て囃されるようになりましたね。編集子も東京で藤戸竹喜さんの個展を見て感動しました。北大大学院の研究室ではそんな木彫り熊の足跡を文化として追ったようです。興味ありますねー

代わって編集子は普段あまり読むことが少ない国内作家の小説の棚を担当したので、タイトルだけでこの一冊を選びました。

『鳩の撃退法』佐藤正午/小学館

繰り返しますが、小説です。鳩のフンに悩まされる方々へのノウハウ本ではないはずです。2022年映画化もされているようです。鳩はノアの方舟が洪水から逃れた時にオリーブの枝を咥えて真っ先にやってきたことから平和の象徴とされている鳥ですね。その鳩をどうして撃退しなければならない場面構成になるのでしょうか。鳩は何を象徴しているのでしょうか。興味ありますねー

・・・・ということで、本日は二つの興味を皆さんに投げかけてご報告を締めたいと思います。

是非軽井沢図書館に立ち寄って読んでみてくださいね。

立春はすぐそこですが、軽井沢は一年で最も寒い時期に入りました。今年は雪が少なくて労力的には楽ですが、冬らしさへの憧れも捨てきれずにいます。

図書館友の会では、このようなボランティアを一緒にしてくださる仲間を募集しています。皆さんのご参加をお待ちしております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です